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たんぽぽ 64号

 
ごきげんいかがですか

  理事  佐々木 節子 
 
 

 2015年を皆様どのようにお迎えになられましたか。私は、生憎、体調を崩してしまい寝正月となってしまいました。

 思い返すと昨年は気候温暖な平塚でも2月には2度の大雪が降ったり、10月には2週間連続で台風が上陸し、市内のあちこちで水が出て大変でした。
又、日本各地で集中豪雨があったり木曽御岳山の噴火と災害が起こり、自然の脅威を改めて思った1年でした。 今年は、穏やか年であります様祈りたいですね。

 さて、寝正月だった私が布団の中で思い出していたのは私が子供の頃のお正月を迎える光景でした。 暮れの28日は朝早くから杵の音と伴に餅つきが始まりました。それが終わると父は裏山へ行きミズの木を採って来てまゆ玉を作りました。 飾りには雪に見立てたさいの目に切った餅やミカンや七福神の紙飾りをつるしました。

そして大晦日は、家族全員で歳取りの膳を囲み新年を迎えました。
今、思うと近所のどこの家も、同じ様に時間と手間をかけて丁寧にお正月(歳神様)を迎えていました。 その手間の一つ一つが親と子の関係を作りあげていたのかもしれません。 そして、何でもお金で買える(代える)時代は、どこか違って来ているのかもしれないです。

 3年前、父が亡くなり、母は現在、特別養護老人ホームに入所しています。 お正月はホームでも人員配置が厳しく職員も忙しいので、今年からは母の側になるべく長くいたいと思ったのですが…。 自分が元気でなければ何もできませんね。

 2015年は介護保険制度、3年ごとの改正が行なわれ、今回は介護予防の部分が大きく変わると思います。
ワーカーズという働き方は自分達で智恵と力と時間を使い運営しています。 笑顔会員全員で考えて実行していく事の難しさと、利用者さんに伝えていく事の大切さを常に感じています。
災害時等の対応や依頼されるケア等についても、臨機応変の必要性と、必要な時にはじっくりと考えて前に進んでいく事が大事だと確信しあっています。
笑顔は、今年も、本当に必要な人に、今までと同じ様に暮らしていただく為にお手伝いしていきます。

 最後になりましたが、今年もどうぞ「笑顔」を温かく見守って下さい。そして、この1年皆様にとって笑顔の多い年であります様お祈り申し上げます。


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