トップページ > 会報 たんぽぽ> たんぽぽ 65号

たんぽぽ 65号

 
ごきげんいかがですか

  理事長 川口 万里子 
 
 

 お変わりございませんか。
 いつも笑顔の活動にご支援頂き感謝致します。お陰様で4月25日、土曜日、平塚中央公民館にて第16回通常総会を開催すること が出来ました。いつもと違う会場で、いつもと違う雰囲気で、アットホームな総会に感じました。
今まで何回も総会に出席し、議長・司会者等務めましたが、今回ほど緊張して総会を迎えた事はありませんでした。これが「理事長の重み」なんですね。歴代の理事長に改めて敬意を払います。ありがとうございました。第2部では会員同志日頃の思いを語り合いました。その際一人の会員が、当然ながら又次回ケアに伺えると思っていた方にお会い出来なくなってしまい、その寂しかった思いを話してくれました。ケアが終了する事が分かっていたら、出会えた事・沢山の事を教えて頂けた事のお礼も言えたのに…。その素直な思いは笑顔会員の皆がもっています。だからこそ1回のケアに「一期一会」の気持ちで、精一杯大切にしなければいけないと云う思いを、強くしました。
              
 先日、99歳の女性がテレビ報道された番組を偶然にも見る事が出来ました。食事介助されたら誤嚥性肺炎を発症してしまい、家族が悩み、介護経験者のアドバイスで「手づかみ」も有りにしたそうです。
自分のリズムで、食べる事で誤嚥性肺炎を再発する事はなくなり、若い時は外食がお好きだったので、今でも月1回居酒屋に行くそうです。
日頃、飲み物は全てとろみをつけて摂取しているのに、生ビールのジョッキには自ら手が伸び、とろみ無しで美味しそうに飲んでいらっしゃいました。笑顔会員数名の顔が思わず浮かびました。私達が願っている「自分らしく生きる」ってこういう事なんですよね。そういう支援の一助を担っていきたいな…。ってつくづく思いました。  
            
 笑顔は今年で設立22年です。人の成長に例えるなら、大学4年生。人生の岐路ですね。
今年度も笑顔は、様々な課題と向き合いながら、「私達が将来利用したいと思える様なサービスを」と云う原点に戻り会員と話し合いながら活動をしていきたいと思っています。

そしてこの一年間
      私を支えてくれた
          星野富弘氏の詩です。
               紹介させて下さい。
                             

  
  支えられているから立っていられる。
   支えられているから崖に身体を乗り出せる。
   支えられているから、見えない明日に夢をみられる。
   綱渡りのような様な私の人生
   あなたに支えられながら生きている。 

               

 今年度も何卒笑顔の活動に叱咤激励の程よろしくお願い致します。
 暑い時期に向かいます。どうぞご自愛くださいませ。

戻る