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たんぽぽ 76号

 
ごきげんいかがですか

  理事  柏木 光江

 
 

 2019年、新しい年を迎えました。「毎年、毎年同じことこ繰り返しだけれど、こうして毎年、同じことが出来ることが幸せ・・・。」
昨年は、各地で大きな地震があったりして、当たり前と思っている生活を送れることが本当に幸せなことだと感じられます。

 この言葉に出会ったのは、ちいさな書道展がきっかけでした。小学生から大人の方の作品が展示され、それぞれの個性が輝いていました。作品にはタイトルが付けられ、その人ならではの想いが伝わってきます。「日日是好日」(にちにちこれこうじつ)
と書かれた作品が目に留まりました。タイトルは“究極の幸せ”。
昨年、同名の映画が公開されたので、知っている方もいられると思います。
さっそく原作の「日日是好日」―お茶が教えてくれた15の幸せ―森下典子著 を読んでみました。その中で、24年間お茶を教えて下さっている先生の言葉が冒頭の言葉です。24年という年月が重みを持って感じられ、幸せって日々の積み重ねなんだなぁって、あらためて思います。

               

「日日是好日」とは禅の言葉だそうです。ちょっと、調べてみました。

 『多くの人は「今日も一日よい日でありますように」と願います。しかし、現実はその願い通りにはゆかずに、様々なことが起き、悩まされることばかりかもしれません。しかし、どんな日であっても、日々起きる好悪の出来事があっても、この一日は二度とない一日であり、かけがえのない、ひとときであり、一日です。この一日を精一杯生きる事ができれば、まさに日々是れ好日となるのです。』
 

  まここにいる こと     
  、
  あわせ           
  みじみと

               


自転車で走る道々、“スマイル、スマイル・・・”と唱えながら訪問先へと向かいます。こんなふうに今日もいつもの時間にお伺いできること。そんなことが、私の元気のもとかもしれません。私たちの訪問が皆さまの笑顔の素になりますように。  


今年もどうぞよろしくお願いいたします。


 
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